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2022年3月21日月曜日

春オン2022西伊豆スカイライン達磨山周辺運用

 2022年春の全国一斉オンエアデーは西伊豆の達磨山エリアから参戦して参りました!

 当局の春オンは例年伊豆スカイライン周辺ばかりでしたが、今回は西に足を伸ばして西伊豆スカイラインからの参戦となりました。
 今回も例年通り深夜の出撃。運用局数も少なく、特に意味はありませんが前日から「遠足前の小学生症候群」を発症してしまう為にロクに睡眠を取ることが出来ず悶々としてしまうので大人の行動力に物を言わせて出撃してしまいましたw
 約1時間シカを回避しながら移動して麓のレストハウス駐車場に到着。周囲は闇夜なので夜景が引き立ちます。
 とりあえず疲れたので一服。この後、数日前と打って変わって冷え込んだ空気に耐えかねて社内に避難。夜明けまでに何とか1時間半程仮眠が取れました♪
 起床後はレストハウスにて同じく車中泊していたとうきょうMI218局、とうきょうMT106局とも合流。朝食後に出撃準備している最中に11mにて早速強力な局が入管!chが持ち合わせの究極に飛ばない100mWヘリカル機(※https://www.youtube.com/watch?v=hbhuZjV38l8)と同じだったため急遽ヘリカルQRPチャレンジ開始!
 猛烈に浅い変調と低利得&低出力でQRBが伸び悩んでおりましたが、QRB約20kmの局に54のレポートを頂きあっさりと記録更新。やはり一番大切な要素はロケーションである事をひしひしと痛感させられました。

 その後は西伊豆スカイラインに入り戸田パーキングまで移動。どんよりした天候と濃霧も合わさり猛烈に寒い!低い丘に上がってみるも突き刺さる寒さで長居は出来ず...

 駐車場にて暖を取りながら天候の回復を待ちます。
 しばらくすると天候が若干回復し晴れ間が見え始めました。同じく西伊豆スカイラインを移動していた各局ともEB出来、賑やかな合同運用が始まりました^^
 電波の飛びはかなり2エリアに開けたロケーションの為、静岡県西部が強い印象でした。特筆すべきは0エリアや愛知県も迎撃出来ていた点で、西方面や0方面は伊豆スカイラインよりも有利なのでは?と感じました。
 運用の締めは中華特小一本勝負で達磨山登山!山頂までは10分程度でしたが急勾配と不安定な足場に苦しめられました。
 春オン前に中華特小が急激に普及し始めた事もあり、期待を込めてCQを出すと2局とQSO成功!うち1局は同じく中華特小ユーザーで、2WAY中華特小QSOも成功して大満足。交信難易度もそこまで高くは無く、スケルチ未開放でも余裕で相手の電波を捕まえられ、中華特小の予想外の性能に驚くばかりです!
 ちなみに今回の最高QRBは35km。自己新記録更新でした‼


 下山の頃にはすっかり天候も回復!西伊豆スカイライン沿いの笹原が黄金色に反射、周囲の山々も霧から姿を現して最高の眺めでした♪

総括

 若干天候には恵まれないオンエアデーでしたが何時も繋がらない局が聞こえ、繋がらないリグも大活躍の一日でした♪
沢山のEB・QSOありがとうございました!

EB

とうきょうMI218局
とうきょうMT106局
しずおかJG726局
さがみHR129局
しずおかCE33局
かながわLE111局
しずおかK870局
よこはまKT590局

QSO

11m
しずおかAB635局
はままつHX41局
しずおかMM316局

100mWヘリカル
かながわCB124局

中華特小
しずおかAB635局
しずおかTO465局
はままつHX41局
かながわYS41局
かながわLE111局

LCR
しずおかAB635局
よこはまAB150局

DCR
ながのAE120局
しずおかCE33局

TNX FB EB & QSO!!





2022年3月16日水曜日

【防犯・危機管理】実例から考える移動先でのトラブル対応について

  冬場の寒さが和らぎ暖かくなりつつある時期。人出が多くなるにつれて不審者・迷惑な人間も少なからず増加するかもしれません。そんな時期なので当局が実際に体験したトラブルを教訓等を踏まえて備忘録的にまとめてみました。少しでも読者の防犯意識、危機管理に役立てば幸いです。

不審者が乗る自動車に生身で追尾される

 初夏の汗ばむ陽気の昼下がりのことでした。関東某所の見晴らしの良い駐車場に隣接するベンチにてフレンド局と昼食を取りながら無線運用していた時でした。一台の軽自動車が物凄い勢いで進入してきました。何だ?と思いましたがスルーして談笑していたところ何と突き当りで反転。ベンチ脇にべた付けした途端に突然怒鳴り始め、運転手の中年の男が「俺に何か用か!」と何度も叫び始めました。こちら側は無視をして去るのを待っていましたがいよいよ男が降りて来たので「何も無い」と返したところ「てめえじゃねえ!緑だよ!」と叫び隣に居た緑シャツのフレンド局に襲い掛かって来ました。緑シャツが慌て駐車場出口に走り出すと男は車に飛び乗り急発進!クラクションを連打しながらアクセル全開で追いかけて行きました。緑シャツは間一髪で車止めを飛び越えて避難。当局は慌てて110して状況を説明。ナンバーや車種を伝えていたところ、軽自動車が戻って来ました!当局は既に頭が真っ白で呆然としていたところ、またもやベンチの脇に車をべた付け、「何だ!何処に電話しているんだコノヤロー!」と絶叫しながら降りて来ました。当局は荷物を置き去りにして慌てて駐車場に走り出しました。男は車に飛び乗り後ろから追いかけて来ます!間一髪で駐車されている車の陰に逃げ込み難を逃れ、全ての状況をオペレーターに伝えました。
 約20分後、警察官1名が現着。何故か男は駐車場に戻って来ており、その場で確保され、職務質問が始まりました。こちらが被害届の提出を求めた上、男が騒ぎ始めた為応援のパトカーや鑑識車両が多数到着。現場検証と本格的な男への尋問、聞き込み捜査が始まりました。約1時間後男の任意同行が決行されました。この状態で男は逮捕されておらず、軽自動車の前後をパトカーがサンドイッチした状態で移動して行きました。現場検証は襲撃された状況をパトカーと警官で再現し写真撮影等を実施。警察官現着から約3時間後に警察署へ移動となりました。移動後は調書の作成や当事者の写真撮影を行い約1時間で終了。男は証拠不十分の為現行犯逮捕とはならず、厳重注意の上釈放されてしまいました。1週間後に再度警察署から連絡があり、証拠不十分と精神異常者であるとの理由で再度厳重注意処分となったとのことでした。
 これらの体験を振り返ってまず感じることとしては、110の前に動画の撮影をすべきであったと言うことです。危険人物を野放しにして良いものか!という思いから被害届を出しても恐喝や危険走行は実際に怪我等の形に残る被害を伴わない為に犯罪として認められないことが多い様です。また、実際にこの様な事態に直面すると思い通りに体は動かず、声も出ません。特にナンバーや車種の記憶は困難を極めるので動画撮影はかなり有効ではないかと感じました。しかしながら、最優先は逃げる事です。無理に近づかず、最後の手段として考えておく必要がありそうです。

しつこい悪質宗教勧誘

 悪質な宗教勧誘にも要注意です。以前遭遇したグループは狡猾な手口で接近してきました。発端は公園にて移動運用中、気さくな老夫婦2人組が無線について教えて下さいと話しかけて来ました。数分会話をし、互いに少し打ち解けた所で苗字を聞かれた為自分とフレンド局はうっかり苗字を教えてしまいました。その後おもむろに座る様に促され、従うと突然頭に手をかざされ、「***様ありがとうございます。」を数分間連呼し、唱え終わると去って行きました。その後その2人組は毎週末現れる様になった為胸ポケットに携帯を差し込んだ状態で動画を撮影。警察に情報提供を行った上で「来るな」と厳しく注意した所二度と姿を現さなくなりました。
 この手の勧誘は一度相手の手口に乗ってしまうと何度も姿を現す様になる傾向にある様です。また、短時間で姿を消すため警察に通報した所で間に合わず効果が薄いです。この場合にも動画等での記録が効果的だと感じましたが、これもリスクが無いとは言い切れませんので状況を見て、自信がない場合は逃げる等の対応を取った方が良さそうです。

危機回避の為に

 様々な場所に移動する者にとってこの様な事態は起こり得ると考えておいた方が良いでしょう。当局は毎週末様々なポイントで移動運用しておりますが大きなトラブルはここ数年間で上記2件。運が悪かったと言ってしまえばそれまでですがリスクがある以上対策を考えておいても損はないと考えます。
 イヤホンをはめながらの移動を控えたり、定期的に周囲を観察する習慣を身につける等の小さな対策でも効果があると思われます。先ずは危機意識を持つことが重要ではないでしょうか。