中華製トランシーバーと聞くと一昔前に某大手通販サイトで法外な出力や周波数の無線機がゴロゴロと出回っていた事を思い出す方も多いかもしれない。
しかし、つい先日インターネットを漁っていた所技適マークが付き、周波数と出力も適法なトランシーバーが3台で5000円で出ていたので思わず購入。ブツが届いたのでレビューしてみます。
↓リンクも貼っておきます(^^)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0922N3VQK/ref=cm_sw_r_cp_apip_NWuOGKQlKnn4x
まず目に付いたのは日本仕様である事を強調するデザイン!裏も見ると大きく技適マークと技適番号の記載がありました。仕様を見ても日本の規格に適合しています。
サブチャンネル⁇の記載が引っ掛かりましたがトーンスケルチの事でこれも国内で流通している物と同じ規格でした。
余談 技適罠にご注意
某通販サイトを見ていた所類似品で2W出力、470MHzの製品も技適マークを表示していました。あれ?と思い技適検索を掛けたら納得しました。
今回購入した製品は「工事設計を受けた特定無線設備の種別」という項目が第2条第8号(特定小電力無線機器)という問題の無い登録でしたが、こちらは第2条第一号の11(F3E等)という全く別の登録になっているので特小として使うことは出来ません。(アマチュア無線機にも技適マークがありますが無免許、無登録では使えませんよね?)
その他にも説明文の仕様と技適内容が異なる製品があるので要注意です。
開封!
いよいよ箱を開封してみます。
いやはやどぎついカラーリングが気になって仕方ありませんw
サイズはALINCO DJ-P22より一回り小さい位?勿論筐体はオールプラ。たい焼きの様にパーツを合わせてねじ止めするよくあるタイプです。
電池が付属していなかったので裏蓋を開けると技適シールがしっかり張られていました。
単四乾電池3本の仕様で、リチウムイオン電池を入れると外部のUSB micro-Bから充電出来る様です。(電池なし、外部給電のみでも動作しました。)
アンテナ部に強い光を当てると内部が透けて見えたので観察。トップローディングのヘリカルアンテナが入っている様で縞模様が薄っすら見えています。操作
電源ボタン長押しで火が入ります。上下ボタンで音量調整、MENUを押すとチャンネル、トーンスケルチ、VOX、呼出ビープ音、操作音、送信後のビープ音の設定が出来ます。PTT一回押しで元の画面に戻ります。
その他には↑スイッチ長押しでスキャンが掛けられたりと結構多機能。
チャンネルはアイコム製品と同じ割り当てで好印象です^^
スケルチオープン機能はありませんでした。
?な謎機能
短くPTTを押すと呼び出しビープ音が数秒発射されます。しかもビープ音は10種類もありましたwwww
万が一間違えて飛ばすとかなりうるさいので切っておいた方が良さそうです。
懐中電灯機能はかなり眩しいです。使うかどうかは不明。
総評
少しウロウロしながら無線遊びをしてみましたがそれなりの飛びみたいです。受けもそこそこの様でスキャンを掛けたら近隣の業務局が数局入管していました。
変調はALINCO機に比べると少し浅い感じですが値段相応と言った所でしょうか。これでDX QSO出来たら感動ものです^^
しかしながら技適のある中華製特小トランシーバーは未だ数える程しかありません。しっかりと技適検索や周波数帯、出力を確認してから購入しましょう。
詐欺的な製品もありますので無線機選びに慣れていない方にはお勧め出来ません。